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Channel: クロムハーツ帝国 » 1.CONCEPT(基調)
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01.Radical & Chic

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見るがいい。  

 

クロムハーツのアイテムを、1度でも眼にするといい。

チェーンでもペンダントでも、リングでもピアスでもいい。

大きさは関係ない。  

 

見れば、圧倒的な迫力で立ちあがる存在感が

分かるはずだ。

持てば、想像を超えた重量感に、もしかしたら立ちつくす

かも知れない。  

 

クロムハーツのコンセプトは“Radical & Chic”。

(ラジカル &シック)  

 

ラジカルは「過激」と訳されるが、

語源はラテン語の radicis、radixだ。  

 

植物などの「根(根っこ)」を表すが、

転じて「根こそぎ」を意味する。

だから日本語では「過激」と翻訳される。  

 

クロムハーツのアイテムを見た時に感じる存在感は、

まるで魂を根こそぎ持っていかれるような恐怖と、

その恐怖に同居する恍惚がもたらすものだ。  

 

シックはフランス語だが、英語ならスマート。

スマートと言うのは、体型のことじゃあ、ない。

“賢い”と言う意味だ。日本語なら「粋」だ。

 

しかし、日本語の「粋」は「やせ我慢」の事だ。  

 

クロムハーツのアイテムを持った時に感じる重量感は、

まるで命を差し出せと迫られているような脅迫に

耐えている自立した人間の矜持の重さだ。  

 

書けば陳腐だが、この事はクロムハーツのモチーフに

「セメタリー(Cemetery)」を発見した時、直観した。  

 

現代ホラーの旗手、スティーブン・キングの小説に

「ペット・セマタリー(Pet Sematary:ペット霊園)」

と言うのがある。  

 

(Semataryと言う誤字のタイトルは原作中の

子供らしいスペルミスから採用されている) 

 

そう、セメタリーとは「霊園」「墓地」を意味する。 

 

自分の作品に「セメタリー」を主題として採用し、

そうネーミングするデザイナー、

リチャード・スターク(Richard Eric Stark) 。 

 

クロムハーツ帝国の全貌探査。 俄然、面白くなってきた。

 

【This site is not half serious but half fiction】


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